欧州マーケットダイジェスト・23日 株小幅高・円上値重い

(23日終値:24日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=132.88円(23日15時時点比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.10円(△0.41円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0620ドル(△0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:7473.01(前営業日比△3.73)
ドイツ株式指数(DAX):13940.93(△26.86)
10年物英国債利回り:3.637%(△0.047%)
10年物独国債利回り:2.403%(△0.042%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)           <発表値>    <前回発表値>
11月仏卸売物価指数(PPI)
前月比                 1.2%    ▲0.2%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。時間外の米10年債利回りが低下したことで序盤には一時132.44円付近まで下押ししたものの、一巡後は米金利が一転して上昇するにつれて徐々に下値を切り上げる展開となった。NY時間に入り、米10年債利回りが3.74%台まで上昇すると24時前には一時133.14円と本日高値を付けた。米ミシガン大学が発表した1年期待インフレ率が2021年6月以来の低水準となったことで買いは一服し、米金利が上昇幅を縮めると132.70円台まで伸び悩んだが、下値は限られた。

・ユーロドルはもみ合い。1.06ドル台前半を中心に狭いレンジでの推移となった。NY序盤には1.0633ドルまで上昇したものの、米長期金利が上昇するなかで上値は限られた。

・ユーロ円は底堅い。総じてドル円につれた展開となり、欧州序盤には140.50円台に下押ししたが、NY序盤には一時141.21円まで反発した。
 南アフリカランドは堅調。対ドルで16.9604ランド、対円で7.83円までランド高が進んだ。プラチナ価格が5%近くの大幅高となったことで、世界最大の産出量を誇る南アフリカの通貨ランドに買いが集中した。

・ロンドン株式相場は小反発。4連休前で短縮取引とあって商いは低調となり、前日比小幅高水準での静かな動きとなった。

・フランクフルト株式相場は反発。クリスマス休暇を前に動意は薄く、昨日終値を挟んで方向感がなかった。個別では、フレゼニウス(2.12%高)やザランド(2.09%高)が買われた半面、RWE(0.95%安)やインフィニオンテクノロジーズ(0.69%安)は売られた。

・欧州債券相場は下落。


(越後)
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