欧州マーケットダイジェスト・21日 株高・円上値重い

(21日終値:22日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=132.34円(21日15時時点比△0.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=140.28円(▲0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0600ドル(▲0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:7497.32(前営業日比△126.70)
ドイツ株式指数(DAX):14097.82(△213.16)
10年物英国債利回り:3.571%(▲0.025%)
10年物独国債利回り:2.314%(△0.010%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)           <発表値>    <前回発表値>
1月独消費者信頼感指数(Gfk調査)   ▲37.8      ▲40.1・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。欧州勢が円買い・ドル売りで参入すると18時前には一時131.55円付近まで下押ししたが、東京時間に付けた安値131.50円を下抜け出来ず、一巡後は下げ渋る展開に。NY勢が参入すると円売り・ドル買いが強まり23時過ぎには一時132.53円と本日高値を更新した。上値では戻り売り意欲も強いなかで131.80円付近まで伸び悩む場面があったが、下値は限定的。一時は3.61%台まで低下していた米10年債利回りが3.70%手前まで一転上昇すると高値圏まで再浮上した。

・ユーロドルは上値が重い。1.06ドル台前半を中心に上下しながらも上値の重さが目立った。NY序盤には一時1.0644ドルまで上昇する場面があったが、足もとで1.06ドル台半ばで抑えられ続けていることもあり、上値は限定的だった。NY午後に米長期金利が上昇に転じると一時1.0591ドルと日通し安値を更新した。
 なお、ポンドドルは軟調に推移し、一時1.2055ドルと1日以来、約3週間ぶりの安値を更新した。 英国立統計局(ONS)が発表した11月公的部門借り入れが同月として、統計以来最高に達したことが売り材料視された。

・ユーロ円は下値が堅い。総じてドル円につれた展開となり、欧州序盤には139.70円付近まで下げたが、ドル円が反発するとつれる形で140.77円まで買い上げられた。一巡後は140円付近まで失速したが、下値は堅かった。

・ロンドン株式相場は3日続伸。時間外の米株価指数先物が堅調に推移するにつれて英国株も買いが優勢となった。その後も堅調地合いを保ちながら高値圏で引けた。原油先物価格の上昇を受けてエネルギー関連株の買いが目立ったほか、不動産株なども買われた。

・フランクフルト株式相場は反発。その他欧州株と同様に序盤から買いが優勢となり、ほぼ高値で引けた。個別では、アディダス(6.76%高)やザランド(5.91%高)が上昇するなど、バイエル(0.73%安)以外、39銘柄が上昇した。

・欧州債券相場はまちまち。

(越後)
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