ロンドン為替見通し=独欧の経済指標と欧英金融当局高官の発言に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、12月独製造業新規受注と12月ユーロ圏小売売上高とホルツマン・オーストリア中銀総裁の講演に注目し、ポンドドルはマン英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演に注目する展開が予想される。
ドイツの昨年10-12月(第4四半期)国内総生産(GDP)速報値が前期比で0.2%縮小していたことで、今年1-3月(第1四半期)もマイナス成長が続けば、エネルギー危機を背景にドイツ経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっている。
12月独製造業新規受注は、前月比+2.0%、前年同月比-11.6%と予想されており、11月の前月比-5.3%からは改善、前年比-11.0%からは悪化が見込まれている。
12月ユーロ圏小売売上高は、前月比-2.5%、前年比-2.7%と予想されており、11月の前月比+0.8%からは悪化、前年比-2.8%からはやや改善が見込まれている。
ユーロ圏の10-12月期域内総生産は前期比+0.1%だったことで、リセッション(景気後退)入りの警戒感はやや後退している。
日本時間17時15分から予定されているホルツマン・オーストリア中銀総裁の講演では、先週末同様の見解が予想されている。ホルツマン総裁は先週、欧州中央銀行(ECB)の政策金利が年央ごろか遅くとも第3四半期までにピークに達して、今後数年間の新たな利下げにつながる可能性があるとの見解を述べていた。
マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演では、イングランド銀行金融政策委員会(MPC)で政策金利が引き上げられたものの、「インフレピーク」で引き締め局面の終盤が示唆されたことで、市場の認識が正しいのか否か、見解を見極めることになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0913ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:143.61(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンドドル:1.2145ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:160.67円(2/1高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0759ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:141.15円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.1953ドル(200日移動平均線)
・ポンド円: 156.74円(2/3安値)
(山下)
ドイツの昨年10-12月(第4四半期)国内総生産(GDP)速報値が前期比で0.2%縮小していたことで、今年1-3月(第1四半期)もマイナス成長が続けば、エネルギー危機を背景にドイツ経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっている。
12月独製造業新規受注は、前月比+2.0%、前年同月比-11.6%と予想されており、11月の前月比-5.3%からは改善、前年比-11.0%からは悪化が見込まれている。
12月ユーロ圏小売売上高は、前月比-2.5%、前年比-2.7%と予想されており、11月の前月比+0.8%からは悪化、前年比-2.8%からはやや改善が見込まれている。
ユーロ圏の10-12月期域内総生産は前期比+0.1%だったことで、リセッション(景気後退)入りの警戒感はやや後退している。
日本時間17時15分から予定されているホルツマン・オーストリア中銀総裁の講演では、先週末同様の見解が予想されている。ホルツマン総裁は先週、欧州中央銀行(ECB)の政策金利が年央ごろか遅くとも第3四半期までにピークに達して、今後数年間の新たな利下げにつながる可能性があるとの見解を述べていた。
マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演では、イングランド銀行金融政策委員会(MPC)で政策金利が引き上げられたものの、「インフレピーク」で引き締め局面の終盤が示唆されたことで、市場の認識が正しいのか否か、見解を見極めることになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0913ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:143.61(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンドドル:1.2145ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:160.67円(2/1高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0759ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:141.15円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.1953ドル(200日移動平均線)
・ポンド円: 156.74円(2/3安値)
(山下)