ロンドン為替見通し=ハト派の欧州中央銀行(ECB)高官の発言に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、東京時間22時30分のビスコ伊中銀総裁、23時30分のパネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事の講演で2月の欧州中央銀行(ECB)理事会での利上げ幅を確認しながら、1月ユーロ圏消費者信頼感指数を見極めることになる。
2月2日のECB理事会では、ラガルドECB総裁が示唆しているように、0.50%の追加利上げが見込まれている。
ビスコ伊中銀総裁とパネッタECB専務理事はハト派に属しており、3月のECB理事会での0.25%への利上げペースの減速を示唆する可能性に警戒しておきたい。
イタリア中銀は、今年のインフレ予想を+6.5%として、12月の+7.3%から下方修正しているが、24年の見通しは+2.6%に鈍化すると予想している。
しかし、先週末にレーン・フィンランド中銀総裁が「冬と春先に大幅利上げする根拠がある」と述べているように、メインシナリオは、2月と3月の理事会での0.50%の追加利上げとなっており、東京時間24日の2時45分に予定されているラガルドECB総裁の講演で確認されると思われる。
2月2日のECB理事会に向けて、26日からブラックアウト期間に入るため、ECB高官の発言で、利上げ幅が0.50%というメインシナリオを確認していくことになる。
1月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)は-20.0と予想されており、12月の-22.2からの改善が見込まれている。物価上昇率の伸び率鈍化が背景にあると思われるが、依然としてユーロ圏がリセッション(景気後退)に陥る可能性は払拭されていないことで、ネガティブサプライズに警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0936(2022/4/21高値)
・ユーロ円:141.20(1/20高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0807(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:139.06(1/20安値)
(山下)
2月2日のECB理事会では、ラガルドECB総裁が示唆しているように、0.50%の追加利上げが見込まれている。
ビスコ伊中銀総裁とパネッタECB専務理事はハト派に属しており、3月のECB理事会での0.25%への利上げペースの減速を示唆する可能性に警戒しておきたい。
イタリア中銀は、今年のインフレ予想を+6.5%として、12月の+7.3%から下方修正しているが、24年の見通しは+2.6%に鈍化すると予想している。
しかし、先週末にレーン・フィンランド中銀総裁が「冬と春先に大幅利上げする根拠がある」と述べているように、メインシナリオは、2月と3月の理事会での0.50%の追加利上げとなっており、東京時間24日の2時45分に予定されているラガルドECB総裁の講演で確認されると思われる。
2月2日のECB理事会に向けて、26日からブラックアウト期間に入るため、ECB高官の発言で、利上げ幅が0.50%というメインシナリオを確認していくことになる。
1月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)は-20.0と予想されており、12月の-22.2からの改善が見込まれている。物価上昇率の伸び率鈍化が背景にあると思われるが、依然としてユーロ圏がリセッション(景気後退)に陥る可能性は払拭されていないことで、ネガティブサプライズに警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0936(2022/4/21高値)
・ユーロ円:141.20(1/20高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0807(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:139.06(1/20安値)
(山下)