ロンドン為替見通し=北米休場を控え、欧州通貨も調整中心の展開になりやすい

 ロンドンタイムは、米プレジデンツデーなどで北米が休場とあって、欧州でもポジション調整中心の動きになりやすいだろう。取引が薄くなりがちななか、ドルの売買ポジションを軽くする動きから、対ドル中心に欧州通貨が不安定に振れる展開に注意したい。

 12月ユーロ圏建設支出や2月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)の発表も予定されているが、大きな動意を誘うような材料になりにくいとみる。欧州の指標であれば、明日21日の欧州各国の2月購買担当者景気指数(PMI)速報値や2月ZEW景況感指数、翌22日の2月独Ifo企業景況感指数などがより注目されそうだ。

 これらの指標を待つムード以外に、やはり米金融政策の行方と、欧州中央銀行(ECB)金融政策の状況を対比したドル相場の振れが焦点となりやすい。本日は明確なトレンドを形成しにくい状態が続くと予想する。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0792ドル前後で推移する21日移動平均線付近。

想定レンジ下限
・ユーロドル:17日安値1.0613ドル。


(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。