ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では132.48円と22時時点(132.52円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。金融システムを巡る懸念が和らぐ中、ダウ平均が一時260ドル超上昇するとリスク・オンの円売り・ドル買いが先行。22時30分過ぎに132.66円と日通し高値を更新した。ただ、一目均衡表雲の上限132.70円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、24時前には132.19円付近まで下押しした。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0831ドルと22時時点(1.0853ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。20時30分過ぎに一時1.0871ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。ユーロ豪ドルなどユーロクロスの失速につれたユーロ売り・ドル買いが出た。

 ユーロ円は24時時点では143.49円と22時時点(143.83円)と比べて34銭程度のユーロ安水準だった。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが強まると一時143.91円と日通し高値を付けたものの、24時前には143.24円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.76円 - 132.66円
ユーロドル:1.0818ドル - 1.0871ドル
ユーロ円:141.79円 - 143.91円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。