欧州外国為替市場概況・20時 ポンド、軟調

 21日の欧州外国為替市場でポンド円は軟調。「スタッフへのいじめ問題を巡ってラーブ英副首相が辞任」との報道が伝わったことが売り材料視され、ポンド円は一時165.52円まで下落したほか、ポンドドルも1.2377ドルまで値を下げた。

 ドル円は戻りが鈍い。20時時点では133.78円と17時時点(133.93円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。時間外の米2年債利回りが4.10%付近まで低下幅を拡大すると売りが強まり、一時133.67円と本日安値を付けた。もっとも、週明け17日安値の133.63円がサポートとして意識されるなど、一段安の展開にもなっていない。

 ユーロドルは小幅高。20時時点では1.0965ドルと17時時点(1.0956ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下やユーロポンドの上昇などを支えに20時前には1.0971ドル付近まで値を上げたが、本日高値の1.0973ドルを上抜けるだけの勢いは見られていない。

 ユーロ円は20時時点では146.69円と17時時点(146.74円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。146円台後半を中心としたもみ合いに終始している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:133.67円 - 134.29円
ユーロドル:1.0938ドル - 1.0973ドル
ユーロ円:146.41円- 147.32円


(越後)
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