NY為替見通し=ドル円、米2・10年債利回りの動向を見据えながらの相場展開か
本日のNY為替市場のドル円は、22日からブラックアウト期間に入っており、重要な経済指標の発表予定もないことで、米2・10年債利回りの動向を見据えながらの相場展開が予想される。
ドル円の一目均衡表でのテクニカル分析では、低下傾向にある雲の上限134.23円付近での推移となっている。
5月2-3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、10回目となる0.25%の利上げが確実視されているが、3日には、雲の上限と下限が132.74円で交差し、相場の転換となる「変化日」が警戒されており、念頭に置いておきたい。
また、3月に相次いだ米国の中堅銀行の経営破綻に関して、2月に経営危機の報告を受けていたバー米連邦準備理事会(FRB)副議長(銀行監督担当)が、5月1日を期限にしてレビューをまとめることになっている。5月2-3日の FOMCで は、その報告書を見ながら、0.25%の最後の利上げと年末までの高金利維持が決定されることになる。
さらに、今週は、マッカーシー米下院議長が提案した連邦支出の削減案が下院で協議される予定となっているが、民主党が多数派の上院では否決されることが見込まれている。
マッカーシー案は、連邦債務上限を1兆5000億ドル引き上げて、連邦政府の支出を4兆5000億ドル削減するものであるが、バイデン米政権は難色を示している。
米国がデフォルト(債務不履行)に陥る「Xデイ」が7月辺りに訪れることが警戒される中、信用収縮によるリセッション(景気後退)懸念や政策金利の高止まり懸念などが、米国債市場の波乱要因となりつつある。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、4月19日の高値の135.13円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、一目・転換線の133.58円。
(山下)
ドル円の一目均衡表でのテクニカル分析では、低下傾向にある雲の上限134.23円付近での推移となっている。
5月2-3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、10回目となる0.25%の利上げが確実視されているが、3日には、雲の上限と下限が132.74円で交差し、相場の転換となる「変化日」が警戒されており、念頭に置いておきたい。
また、3月に相次いだ米国の中堅銀行の経営破綻に関して、2月に経営危機の報告を受けていたバー米連邦準備理事会(FRB)副議長(銀行監督担当)が、5月1日を期限にしてレビューをまとめることになっている。5月2-3日の FOMCで は、その報告書を見ながら、0.25%の最後の利上げと年末までの高金利維持が決定されることになる。
さらに、今週は、マッカーシー米下院議長が提案した連邦支出の削減案が下院で協議される予定となっているが、民主党が多数派の上院では否決されることが見込まれている。
マッカーシー案は、連邦債務上限を1兆5000億ドル引き上げて、連邦政府の支出を4兆5000億ドル削減するものであるが、バイデン米政権は難色を示している。
米国がデフォルト(債務不履行)に陥る「Xデイ」が7月辺りに訪れることが警戒される中、信用収縮によるリセッション(景気後退)懸念や政策金利の高止まり懸念などが、米国債市場の波乱要因となりつつある。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、4月19日の高値の135.13円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、一目・転換線の133.58円。
(山下)