欧州マーケットダイジェスト・27日 株小動き・金利上昇・円もみ合い
(27日終値:28日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=133.96円(27日15時時点比△0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=147.64円(▲0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1022ドル(▲0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7831.58(前営業日比▲21.06)
ドイツ株式指数(DAX):15800.45(△4.72)
10年物英国債利回り:3.794%(△0.065%)
10年物独国債利回り:2.460%(△0.063%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲17.5 ▲17.5
4月ユーロ圏経済信頼感指数 99.3 99.2・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。時間外の米10年債利回りが上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。17時30分前に一時133.94円まで上昇し、前日の高値に面合わせした。ただ、同水準の上抜けに失敗すると徐々に弱含んだ。NY市場に入り、1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率1.1%増と予想の2.0%増を下回ったことが伝わると、一時133.24円と日通し安値を更新した。
もっとも、米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する1-3月期米コアPCEが前期比年率4.9%上昇と予想の4.7%上昇を上回ったこともあり、売りは一時的だった。米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢になると、22時30分過ぎに一時134.20円と日通し高値を更新した。
ただ、その後発表の3月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比5.2%低下と予想の0.5%上昇に反して低下したことが伝わるとドル買いの勢いは後退。一目均衡表転換線が位置する134.08円を超えた水準では戻り売りなども出やすく、2時30分過ぎには133.83円付近まで下押しした。市場では「明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、神経質な値動きとなった」との声が聞かれた。
・ユーロドルは上値が重かった。前日に約1年1カ月ぶりの高値を付けたあとだけに、持ち高調整や利益確定目的の売りが出やすかった。米インフレ指標の上振れをきっかけにユーロ売り・ドル買いが優勢になると一時1.0992ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日の安値1.0968ドルがサポートとして働くと下げ渋った。米住宅指標が低調だったことも相場を下支えした。
・ユーロ円は方向感に乏しかった。16時前に一時147.99円と日通し高値を付けたものの、ドル円が失速したタイミングで売りが強まると147.15円と日通し安値を更新した。ただ、23時30分過ぎには147.76円付近まで持ち直した。
・ロンドン株式相場は小幅ながら4日続落。世界的な景気減速への警戒感からBPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、グレンコアなど素材株に売りが出た。半面、好業績を発表したHSBCやバークレイズなど金融株の一角が買われ、相場を下支えした。
・フランクフルト株式相場は小反発。新規材料難から前日終値を挟んだもみ合いに終始した。前日の米株式市場でダウ平均が下落したことが投資家心理の重荷となった一方、本日の米国株高が相場を下支えしたもよう。四半期決算で増収増益が好感されたドイツ銀行が2.47%高と大きく上昇した。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=133.96円(27日15時時点比△0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=147.64円(▲0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1022ドル(▲0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7831.58(前営業日比▲21.06)
ドイツ株式指数(DAX):15800.45(△4.72)
10年物英国債利回り:3.794%(△0.065%)
10年物独国債利回り:2.460%(△0.063%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲17.5 ▲17.5
4月ユーロ圏経済信頼感指数 99.3 99.2・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。時間外の米10年債利回りが上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。17時30分前に一時133.94円まで上昇し、前日の高値に面合わせした。ただ、同水準の上抜けに失敗すると徐々に弱含んだ。NY市場に入り、1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率1.1%増と予想の2.0%増を下回ったことが伝わると、一時133.24円と日通し安値を更新した。
もっとも、米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する1-3月期米コアPCEが前期比年率4.9%上昇と予想の4.7%上昇を上回ったこともあり、売りは一時的だった。米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢になると、22時30分過ぎに一時134.20円と日通し高値を更新した。
ただ、その後発表の3月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比5.2%低下と予想の0.5%上昇に反して低下したことが伝わるとドル買いの勢いは後退。一目均衡表転換線が位置する134.08円を超えた水準では戻り売りなども出やすく、2時30分過ぎには133.83円付近まで下押しした。市場では「明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、神経質な値動きとなった」との声が聞かれた。
・ユーロドルは上値が重かった。前日に約1年1カ月ぶりの高値を付けたあとだけに、持ち高調整や利益確定目的の売りが出やすかった。米インフレ指標の上振れをきっかけにユーロ売り・ドル買いが優勢になると一時1.0992ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日の安値1.0968ドルがサポートとして働くと下げ渋った。米住宅指標が低調だったことも相場を下支えした。
・ユーロ円は方向感に乏しかった。16時前に一時147.99円と日通し高値を付けたものの、ドル円が失速したタイミングで売りが強まると147.15円と日通し安値を更新した。ただ、23時30分過ぎには147.76円付近まで持ち直した。
・ロンドン株式相場は小幅ながら4日続落。世界的な景気減速への警戒感からBPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、グレンコアなど素材株に売りが出た。半面、好業績を発表したHSBCやバークレイズなど金融株の一角が買われ、相場を下支えした。
・フランクフルト株式相場は小反発。新規材料難から前日終値を挟んだもみ合いに終始した。前日の米株式市場でダウ平均が下落したことが投資家心理の重荷となった一方、本日の米国株高が相場を下支えしたもよう。四半期決算で増収増益が好感されたドイツ銀行が2.47%高と大きく上昇した。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)