ロンドン為替見通し=欧州指標にらみつつ米インフレ指標やロンドンフィックス待ち

 ロンドンタイムは、欧州経済指標の強弱をにらみつつ、NYタイム発表の米注目インフレ指標である3月米個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)コアを受けたドル相場の動意や、月末のロンドンフィキシングに絡んだ動きを待つことになるか。

 日銀の政策内容発表を受けた欧州勢によるクロス円の動き次第の面もあるが、仏・独・ユーロ圏の1-3月期国内・域内総生産(GDP)速報値や独雇用統計、独消費者物価指数(CPI)と主要指標の発表が目白押し。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁も発言予定だ。

 ただ、これらの欧州経済指標の内容を受けた水準調整はあっても、強いトレンドをともなった動きになりにくいとみる。米コアPCEデフレーターやロンドンフィックスが今夜の動意を決めるだろう。

 これらの材料を受けた動意が一巡すれば、欧州各国ほか週明けのメーデー関連の休場や、その後の米欧金融政策の発表を控えた週末ということもあり、調整中心の展開が色濃くなるか。


想定レンジ上限
・ユーロドル:26日につけた年初来高値1.1095ドル。
・ユーロ円:25日につけた年初来高値148.62円。

想定レンジ下限
・ユーロドル:17日安値1.0909ドル。
・ユーロ円:26日安値146.46円

(関口)
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