東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、弱含み

 9日午後の東京外国為替市場でユーロ円は弱含み。17時時点では147.98円と15時時点(148.29円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。16時過ぎに148円前半からショートカバーで148.40円台まで反発。もっともその後、軟調な中国・香港株にくわえて欧州株が売り先行で始まり、また時間外の米株先物も弱含むと、クロス円全般に下値を試す動きに。大台を割り込み、147.97円まで日通し安値を更新した。
 ほかクロス円は、ポンド円が169.86円、スイスフラン円は151.02円まで欧州通貨安・円高に振れ、豪ドル円が91.10円まで売り込まれた。

 ドル円は上値が重い。17時時点では134.80円と15時時点(134.88円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。東京昼前からの地合いの弱さが持ち越され、134.72円まで下落。昨日安値134.64円の前では下げ止まって反発するも、135円付近では頭を抑えられた。

 ユーロドルはじり安。17時時点では1.0978ドルと15時時点(1.0994ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。カザークス・ラトビア中銀総裁の発言「利上げは7月で終わらない可能性」が伝わり買われた場面でも、1.10ドルの重さを確認するに留まった。その後は株安を眺めながら豪ドル/ドルなどと共に売られ、1.0973ドルまで日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.72円 - 135.32円
ユーロドル:1.0973ドル - 1.1006ドル
ユーロ円:147.97円 - 148.69円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。