東京外国為替市場概況・12時 ドル円、しっかり

 14日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。12時時点では156.44円とニューヨーク市場の終値(156.22円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。昨日NY時間からの地合いの強さが継続。仲値後の下押しも156.30円付近に留まり、11時過ぎには156.50円まで上値を伸ばした。本邦・中長期金利は高止まりしているものの、円買いには繋がっていない。

 ユーロ円は強含み。12時時点では168.75円とニューヨーク市場の終値(168.56円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の動きに歩調を合わせ、168.78円まで買われた。昨日1円超の上昇幅を記録したポンド円も底堅いまま、196.49円まで上げ幅を広げた。高寄りした日経平均が一時マイナスに沈む場面があったものの、クロス円への影響は薄かった。

 ユーロドルは小安い。12時時点では1.0787ドルとニューヨーク市場の終値(1.0790ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。動意の鈍さが続いているものの、ドル円のドル高推移につれて1.0784ドルまでじり安となった。今のところ、本日1.0791ドルに位置する200日移動平均線辺りが重しとなっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.14円-156.50円 
ユーロドル:1.0784ドル-1.0794ドル 
ユーロ円:168.47円-168.78円


(小針)
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