ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では142.79円と22時時点(142.24円)と比べて55銭程度のドル高水準だった。ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事が「インフレ抑制のために追加利上げが必要」「インフレの水準はなお容認できないほど高い」と述べたうえ、パウエルFRB議長が「今年あと2回の利上げが適切となるだろう」と述べたと伝わると、円売り・ドル買いが優勢となった。5月米中古住宅販売件数が予想より強い結果となったことも相場の支援材料。レジスタンスとして意識されていた2022年11月11日の高値142.48円を上抜けて一時142.82円まで値を上げた。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0958ドルと22時時点(1.0982ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。FRB高官のタカ派的な発言を受けてドル買いが優勢になると、一時1.0956ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は底堅い動き。24時時点では156.48円と22時時点(156.21円)と比べて27銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時156.62円と2008年9月以来約15年ぶりの高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.61円 - 142.82円
ユーロドル:1.0956ドル - 1.1012ドル
ユーロ円:155.62円 - 156.62円

(中村)
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