ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上値が重い

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。2時時点では141.48円と24時時点(141.69円)と比べて21銭程度のドル安水準となった。米金利低下を受けたドル売りが継続され、141.42円まで日通し安値を更新。ここからは6月20日の下押し水準141.21円が意識される。米10年債利回りは3.996%前後まで低下幅を広げた。
 なおニューヨーク連銀の最新調査によると、1年後のインフレ期待は6月に3.8%と前回の4.1%から低下した。

 ユーロドルはしっかり。2時時点では1.0989ドルと24時時点(1.0974ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に米金利低下を背景としたドル安が進み、1.0993ドルまでユーロ高ドル安に傾いた。先月22日以来の1.10ドル台が視野に入っている。

 ユーロ円はもみ合い。2時時点では155.47円と24時時点(155.50円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。戻りは鈍かったものの、ドル円とユーロドルに挟まれて155円半ばで方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.42円 - 143.01円
ユーロドル:1.0944ドル - 1.0993ドル
ユーロ円:155.33円 - 156.67円


(小針)
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