東京外国為替市場概況・10時 ドル円、伸び悩み

 15日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。10時時点では145.44円とニューヨーク市場の終値(145.56円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。4-6月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比・前期比年率ともに予想を上回る伸びとなり、一時145.38円まで下落。その後はGDPを好感して日経平均が高く寄り付いたことから、145.59円まで上昇してわずかであるが昨日付けた年初来高値を更新。22年11月以来となる高値水準に上昇した。もっとも、介入警戒感がくすぶる中では上値は重く伸び悩んだ。なお、本日はゴトー(5・10)日ではあるが、本邦企業の多くが夏季休暇中とあって仲値に向けた動きは盛り上がりを欠いた。

 ユーロ円は方向感が乏しい。10時時点では158.63円とニューヨーク市場の終値(158.74円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れてGDP速報値発表後に158.57円まで下押し後、日経平均の堅調推移を受けて158.78円付近まで切り返すも一時的となるなど、方向感模索の動きとなった。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0907ドルとニューヨーク市場の終値(1.0906ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。円売り・ドル買いが強まった影響を受け、一時1.0902ドルまで値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.38円 - 145.59円
ユーロドル:1.0902ドル - 1.0916ドル
ユーロ円:158.57円 - 158.84円

(川畑)
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