東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 15日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では145.54円とニューヨーク市場の終値(145.56円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。仲値後の重さが続き、弱含んだ豪ドル円とともに145.33円までじり安となった。もっともその豪ドル円が94.01円の安値から94円半ばまで反発すると、ドル円も下値を切り上げる展開に。堅調なままの日経平均も支えに145.50円台まで持ち直した。
 
 なお豪ドルは、中国人民銀行の金利引き下げを受けたオフショア人民元売り、予想比下振れた豪賃金指数などが重しとなった。ただし一巡後は切り返す展開に。市場予想を下回った中国経済指標を受けてもオフショア人民元が下げ渋ったこと、豪金利の上昇基調などが支えとなったもよう。豪ドル/ドルは0.6463ドルを下値に0.6490ドル台まで持ち直した。

 ユーロ円は下値が堅い。12時時点では158.78円とニューヨーク市場の終値(158.74円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。豪ドル円が日通し安値をつけたタイミングで158.54円まで下押しした。その後は強含む日本株を眺め、また豪ドル円の反発にもつれて158.80円台まで切り返した。

 ユーロドルはもみ合い。12時時点では1.0909ドルとニューヨーク市場の終値(1.0906ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。10時30分過ぎに1.0900ドルをつけるも、大台割れには失敗し1.0910ドル台まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.33円 - 145.59円
ユーロドル:1.0900ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:158.54円 - 158.84円


(小針)
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