欧州マーケットダイジェスト・22日 株まちまち・円安
(22日終値:23日2時時点)
ドル・円相場:1ドル=148.31円(22日15時時点比△0.23円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.98円(△0.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0652ドル(△0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:7683.91(前営業日比△5.29)
ドイツ株式指数(DAX):15557.29(▲14.57)
10年物英国債利回り:4.249%(▲0.056%)
10年物独国債利回り:2.739%(△0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
8月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.4% ▲1.1%・改
前年比 ▲1.4% ▲3.1%・改
8月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.6% ▲1.4%
前年比 ▲1.4% ▲3.3%・改
9月仏製造業PMI速報値 43.6 46.0
9月仏サービス部門PMI速報値 43.9 46.0
9月独製造業PMI速報値 39.8 39.1
9月独サービス部門PMI速報値 49.8 47.3
9月ユーロ圏製造業PMI速報値 43.4 43.5
9月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 48.4 47.9
9月英製造業PMI速報値 44.2 43.0
9月英サービス部門PMI速報値 47.2 49.5
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。日銀が今日まで開いた金融政策決定会合で、現行の大規模な金融緩和策の維持を決めたほか、植田和男日銀総裁が会見で「必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」「2%の物価目標の安定的持続に必要な時点まで現行緩和を維持する」と述べ、金融緩和を継続していく考えを示すと円売り・ドル買いが先行した。16時過ぎに一時148.42円と日通し高値を更新した。
ただ、前日に付けた年初来高値148.46円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.42%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時147.96円付近まで下押しした。
もっとも、下値は限定的だった。日米金融政策の方向性の違いから押し目買いなどが入ると、3時前には148.33円付近まで強含んだ。
・ユーロドルはもみ合い。9月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行。一時1.0615ドルと3月17日以来約半年ぶりの安値を更新した。
ただ、同日の安値1.0608ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。9月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことも買い戻しを誘った。NY市場に入り、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが進むと、23時30分過ぎには一時1.0672ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円はドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが先行し、日本時間夕刻に一時158.28円と日通し高値を付けた。そのあとは158.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は小反発。前日の米国株の下落を受けて英株にも売りが先行したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。アストラゼネカはこの日、第一三共と開発中の抗がん剤について、「乳がん患者を対象とした臨床試験において主要項目のひとつで有意な改善がみられた」との結果を公表。同治療薬の開発加速への期待から買いが集まり、同社株は1.5%高となった。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。前日の米国株の下落を受けて独株にも売りが先行。欧州景気への懸念から売りが出た面もあった。ただ、引けにかけては下げ渋った。個別ではコメルツ銀行(3.44%安)やブレンターク(2.21%安)、ザランド(1.37%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=148.31円(22日15時時点比△0.23円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.98円(△0.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0652ドル(△0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:7683.91(前営業日比△5.29)
ドイツ株式指数(DAX):15557.29(▲14.57)
10年物英国債利回り:4.249%(▲0.056%)
10年物独国債利回り:2.739%(△0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
8月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.4% ▲1.1%・改
前年比 ▲1.4% ▲3.1%・改
8月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.6% ▲1.4%
前年比 ▲1.4% ▲3.3%・改
9月仏製造業PMI速報値 43.6 46.0
9月仏サービス部門PMI速報値 43.9 46.0
9月独製造業PMI速報値 39.8 39.1
9月独サービス部門PMI速報値 49.8 47.3
9月ユーロ圏製造業PMI速報値 43.4 43.5
9月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 48.4 47.9
9月英製造業PMI速報値 44.2 43.0
9月英サービス部門PMI速報値 47.2 49.5
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。日銀が今日まで開いた金融政策決定会合で、現行の大規模な金融緩和策の維持を決めたほか、植田和男日銀総裁が会見で「必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」「2%の物価目標の安定的持続に必要な時点まで現行緩和を維持する」と述べ、金融緩和を継続していく考えを示すと円売り・ドル買いが先行した。16時過ぎに一時148.42円と日通し高値を更新した。
ただ、前日に付けた年初来高値148.46円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.42%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時147.96円付近まで下押しした。
もっとも、下値は限定的だった。日米金融政策の方向性の違いから押し目買いなどが入ると、3時前には148.33円付近まで強含んだ。
・ユーロドルはもみ合い。9月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行。一時1.0615ドルと3月17日以来約半年ぶりの安値を更新した。
ただ、同日の安値1.0608ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。9月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことも買い戻しを誘った。NY市場に入り、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが進むと、23時30分過ぎには一時1.0672ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円はドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが先行し、日本時間夕刻に一時158.28円と日通し高値を付けた。そのあとは158.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は小反発。前日の米国株の下落を受けて英株にも売りが先行したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。アストラゼネカはこの日、第一三共と開発中の抗がん剤について、「乳がん患者を対象とした臨床試験において主要項目のひとつで有意な改善がみられた」との結果を公表。同治療薬の開発加速への期待から買いが集まり、同社株は1.5%高となった。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。前日の米国株の下落を受けて独株にも売りが先行。欧州景気への懸念から売りが出た面もあった。ただ、引けにかけては下げ渋った。個別ではコメルツ銀行(3.44%安)やブレンターク(2.21%安)、ザランド(1.37%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)