東京マーケットダイジェスト・8日 円安・株高

(8日15時時点)
ドル円:1ドル=148.57円(前営業日NY終値比△0.39円)
ユーロ円:1ユーロ=160.21円(△0.59円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0782ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:36863.28円(前営業日比△743.36円)
東証株価指数(TOPIX):2562.63(△12.68)
債券先物3月物:146.56円(△0.11円)
新発10年物国債利回り:0.695%(▲0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.02700%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>     <前回発表値>
12月国際収支
 経常収支(季調前)        7443億円の黒字  1兆9256億円の黒字
 経常収支(季調済)      1兆8100億円の黒字  1兆8854億円の黒字
 貿易収支             1155億円の黒字    7241億円の赤字
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債          4566億円の取得超   3855億円の取得超・改
対内株式            3084億円の取得超   7210億円の取得超・改
1月景気ウオッチャー調査
 現状判断指数             50.2      51.8・改
 先行き判断指数            52.5      50.4・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。時間外の米10年債利回りが低下したことで序盤には一時147.93円まで下げる場面があった。ただ、内田日銀副総裁が金融経済懇談会で「緩和的環境を維持していく」「予想インフレ率の再下落リスクを意識して緩和政策を行う必要」と発言すると一転して買い戻しが優勢に。日経平均株価が840円近くの大幅高となったことも支えとなり、一時148.66円まで持ち直した。

・ユーロ円は堅調。内田副総裁の発言をきっかけに日本株高とともに円が全面安の展開となった。ユーロ円は160.30円、ポンド円は187.75円、豪ドル円は96.93円まで上昇した。

・ユーロドルは小高い。米金利低下やユーロ円の上昇につれる形で一時1.0788ドルと昨日高値の1.0784ドルを上抜けた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。1990年2月以来、約34年ぶりの高値を付けた。昨日の米国株が堅調に推移したことを好感する形で買いが優勢となった。内田日銀総裁のハト派発言を受けてマイナス金利解除への思惑が後退したことも支えとなった。

・債券先物相場は3日続伸。昨日の米国債安を受けて146.13円まで売りが先行するものの、日銀の早期政策修正期待後退から一転上昇。午後には146.56円まで買い上げられた。

(越後)
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