ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では149.25円と22時時点(149.25円)とほぼ同水準だったが、22時30分過ぎに一時149.46円と昨年11月27日以来の高値を付けた。前週分の米新規失業保険申請件数が21.8万件と予想の22.0万件より強い内容だったことが分かると米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。
 なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.15%台まで上昇した。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0765ドルと22時時点(1.0757ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0742ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。

 ユーロ円は小高い。24時時点では160.67円と22時時点(160.55円)と比べて12銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇やユーロドルの下げ渋りにつれた買いが入った。24時過ぎには一時160.71円と本日高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.93円 - 149.46円
ユーロドル:1.0742ドル - 1.0789ドル
ユーロ円:159.47円 - 160.71円


(中村)
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