東京マーケットダイジェスト・14日 円急落・株伸び悩み

(14日15時時点)
ドル円:1ドル=158.14円(前営業日NY終値比△1.01円)
ユーロ円:1ユーロ=169.69円(△1.08円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0730ドル(▲0.0007ドル)
日経平均株価:38814.56円(前営業日比△94.09円)
東証株価指数(TOPIX):2746.61(△14.83)
債券先物9月物:143.92円(△0.46円)
新発10年物国債利回り:0.925%(▲0.040%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.12900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>     <前回発表値>
日銀金融政策決定会合(日銀金融市場調節目標)
        0-0.1%    政策金利 0-0.1%
4月第三次産業活動指数
前月比      1.9%    ▲2.3%・改
4月鉱工業生産・確報値
前月比     ▲0.9%    ▲0.1%
前年同月比   ▲1.8%    ▲1.0%
4月設備稼働率
前月比      0.3%     1.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は買い優勢。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて神経質な展開となり、157.42円まで上昇した後にすぐに156.86円まで失速する場面があった。日銀が金融政策の現状維持を発表すると、国債買い入れ減額への警戒感が高まっていただけに発表後は円が急落。ドル円は一時158.26円まで買い上げられ、4月29日以来の高値を付けた。

・ユーロ円も買い優勢。日銀が国債買い入れ減額を先送りにしたことで円が全面安となった。ユーロ円は一時169.80円まで上昇したほか、ポンド円は201.62円、豪ドル円は104.80円、NZドル円は97.25円まで値を上げた。

・ユーロドルは小安い。1.0740ドルでの小動きが続いていたが、ドル円が上値を伸ばすにつれて次第に売りに押され、一時1.0727ドルまで下落した。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。日銀の政策維持を受けて円安が進むと輸出関連株を中心に買いが優勢となり、指数は一時300円超上昇した。もっとも、引けにかけては利食い売りが持ち込まれるなど上げ幅を縮めた。

・債券先物相場は4日続伸。日銀が国債買い入れ減額を先送りにしたことを受けて債券買いが活発化。一時144.26円まで急伸した。

(越後)
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