東京外国為替市場概況・12時 ドル円、じり高

 12日の東京外国為替市場でドル円はじり高。12時時点では159.30円とニューヨーク市場の終値(158.84円)と比べて46銭程度のドル高水準だった。朝方に乱高下した動きが落ち着いた。時間外取引の米10年債利回りが4.22%台までじりじり戻す動きも支えとなって、朝方に157円台まで下振れた値幅を取り戻す流れとなり、一時159.38円前後と早朝に推移していたレンジの上限159.45円に近づいた。林官房長官から「為替の過度な変動好ましくない」「為替介入の有無について具体的に申し上げるのは差し控える」、鈴木財務相からも「為替介入の有無についてコメント控える」「為替の一方的な動きには懸念」などの発言が聞かれた。

 ユーロ円も底堅い。12時時点では173.09円とニューヨーク市場の終値(172.62円)と比べて47銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の巻き戻しの動きに連動して、ユーロ円も円安方向へ戻した。173.19円前後と、早朝の下振れ分を大方回復した。

 ユーロドルは動き限定的。12時時点では1.0865ドルとニューヨーク市場の終値(1.0868ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。NY終値付近の限られたレンジの推移が続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.76円 - 159.45円
ユーロドル:1.0863ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:171.52円 - 173.28円

(関口)
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