29日香港株=軟調か、米中の主要経済指標発表前に様子見ムード

 29日の香港市場は軟調か。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する個人消費支出(PCE)価格指数が30日に発表されるほか、中国では製造業購買担当者景気指数(PMI)が31日に発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなりそうだ。

 一方、2024年6月中間決算の発表がピークを迎えており、引き続き個別物色の動きが活発となりそうだ。きょうはSMIC(00981)や長城汽車(02333)、中国人寿保険(02628)、中国銀行(03988)などが発表を予定している。

 28日のNY株式相場は主要3指数がそろって下落。引け後に決算発表を控えるエヌビディアが売られ、ハイテク株の下落を主導した。エヌビディアのGPUを搭載するサーバーを手掛けるスーパー・マイクロ・コンピューターが、決算発表が遅れると発表し急落したことも半導体株の重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やHSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)が下回って引けた。

(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。