東京外国為替市場概況・17時 ドル円、神経質

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は神経質な値動き。17時時点では144.93円と15時時点(144.87円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。144.90円を挟んだ水準で神経質に上下。15時30分過ぎに145.09円まで本日高値を更新したが、依然として相場は方向感が乏しく、買いの勢いも長続きはしなかった。

 ユーロドルは小高い。17時時点では1.1084ドルと15時時点(1.1077ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。手掛かり材料は乏しかったが、欧州勢の参入後はわずかに買いが進み、一時1.1089ドルまで値を上げた。なお、シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事は「政策緩和ペースは機械的であってはならず、データ次第となるべき」「ユーロ圏のインフレ率は依然として高い」などの見解を示した。

 ユーロ円は17時時点では160.64円と15時時点(160.46円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やユーロドルの動きをながめながら、160.60円を挟んで上下した。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.09円
ユーロドル:1.1070ドル - 1.1089ドル
ユーロ円:160.19円 - 160.82円

(岩間)
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