欧州マーケットダイジェスト・5日 株安・金利低下・円神経質
(5日終値:6日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=143.34円(5日15時時点比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.21円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1107ドル(△0.0027ドル)
FTSE100種総合株価指数:8241.71(前営業日比▲27.89)
ドイツ株式指数(DAX):18576.50(▲15.35)
10年物英国債利回り:3.915%(▲0.020%)
10年物独国債利回り:2.208%(▲0.016%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月スイス失業率
2.4% 2.3%
7月独製造業新規受注
(前月比) 2.9% 4.6%・改
(前年比) 3.7% ▲11.2%・改
8月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
53.6 55.3
7月ユーロ圏小売売上高
(前月比) 0.1% ▲0.4%・改
(前年比) ▲0.1% ▲0.4%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は神経質な値動き。日経平均やハンセン指数などこの日のアジア株が軟調に推移したことを受けて、リスク回避の円買い・ドル売りが先行すると一時143.05円まで値を下げたが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり143.75円付近まで持ち直した。
その後しばらくは143円台半ばでのもみ合いが続いていたが、8月ADP全米雇用報告が9.9万人増と予想の14.5万人増を下回ったことが伝わると全般ドル売りが進行。節目の143.00円を下抜けて、一時142.85円と8月5日以来の安値を更新した。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。8月米総合・サービス部門PMI改定値や8月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことがドル買いを促すと、一時144.23円と日通し高値を更新した。
もっとも、一時は1%超上昇したナスダック総合が下げに転じるとドル円の上値も重くなった。ダウ平均が400ドル超下落したことも相場の重しとなり、143.20円付近まで下押しした。明日6日発表の8月米雇用統計を前に投資家の様子見姿勢が強く、方向感が出にくい面もあったようだ。
・ユーロドルは売買が交錯。低調な米雇用指標をきっかけに一時1.1120ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。予想を上回る米ISM非製造業景況指数などが相場の重しとなり、1.1076ドル付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.1075ドルが目先サポートとして働くと再び強含んだ。
明日発表される米雇用統計待ちという状況で、持ち高を傾ける動きは限られた。
・ユーロ円はドル円と似た動き。22時前に一時158.62円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた約1カ月ぶりの安値158.56円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。23時30分過ぎに一時159.79円と日通し高値を付けた。ただ、米国株相場が失速するとユーロ円にも売りが出て158.98円付近まで押し戻された。
・ロンドン株式相場は5日続落。日経平均やハンセン指数などこの日のアジア株が軟調に推移したことを受けて、英株にも売りが波及した。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られたほか、ハルマなど情報技術セクターが値下がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら3日続落。日経平均やハンセン指数などこの日のアジア株が軟調に推移したことを受けて、独株にも売りが先行した。ただ、上げに転じる場面もあるなど、下値は限定的だった。個別ではブレンターク(2.16%安)やシムライズ(1.66%安)、ラインメタル(1.57%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇した。米債高につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=143.34円(5日15時時点比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.21円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1107ドル(△0.0027ドル)
FTSE100種総合株価指数:8241.71(前営業日比▲27.89)
ドイツ株式指数(DAX):18576.50(▲15.35)
10年物英国債利回り:3.915%(▲0.020%)
10年物独国債利回り:2.208%(▲0.016%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月スイス失業率
2.4% 2.3%
7月独製造業新規受注
(前月比) 2.9% 4.6%・改
(前年比) 3.7% ▲11.2%・改
8月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
53.6 55.3
7月ユーロ圏小売売上高
(前月比) 0.1% ▲0.4%・改
(前年比) ▲0.1% ▲0.4%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は神経質な値動き。日経平均やハンセン指数などこの日のアジア株が軟調に推移したことを受けて、リスク回避の円買い・ドル売りが先行すると一時143.05円まで値を下げたが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり143.75円付近まで持ち直した。
その後しばらくは143円台半ばでのもみ合いが続いていたが、8月ADP全米雇用報告が9.9万人増と予想の14.5万人増を下回ったことが伝わると全般ドル売りが進行。節目の143.00円を下抜けて、一時142.85円と8月5日以来の安値を更新した。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。8月米総合・サービス部門PMI改定値や8月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことがドル買いを促すと、一時144.23円と日通し高値を更新した。
もっとも、一時は1%超上昇したナスダック総合が下げに転じるとドル円の上値も重くなった。ダウ平均が400ドル超下落したことも相場の重しとなり、143.20円付近まで下押しした。明日6日発表の8月米雇用統計を前に投資家の様子見姿勢が強く、方向感が出にくい面もあったようだ。
・ユーロドルは売買が交錯。低調な米雇用指標をきっかけに一時1.1120ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。予想を上回る米ISM非製造業景況指数などが相場の重しとなり、1.1076ドル付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.1075ドルが目先サポートとして働くと再び強含んだ。
明日発表される米雇用統計待ちという状況で、持ち高を傾ける動きは限られた。
・ユーロ円はドル円と似た動き。22時前に一時158.62円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた約1カ月ぶりの安値158.56円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。23時30分過ぎに一時159.79円と日通し高値を付けた。ただ、米国株相場が失速するとユーロ円にも売りが出て158.98円付近まで押し戻された。
・ロンドン株式相場は5日続落。日経平均やハンセン指数などこの日のアジア株が軟調に推移したことを受けて、英株にも売りが波及した。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られたほか、ハルマなど情報技術セクターが値下がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら3日続落。日経平均やハンセン指数などこの日のアジア株が軟調に推移したことを受けて、独株にも売りが先行した。ただ、上げに転じる場面もあるなど、下値は限定的だった。個別ではブレンターク(2.16%安)やシムライズ(1.66%安)、ラインメタル(1.57%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇した。米債高につれた。
(中村)