東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小高い

 12日の東京外国為替市場でドル円は小高い。8時時点では142.45円とニューヨーク市場の終値(142.36円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。昨日の引けにかけて買いが強まった流れを引き継ぎ、一時142.47円まで値を上げた。目先は昨日高値の142.54円付近がレジスタンスとして意識されるか注目。また、10時から田村日銀審議委員の発言が控えているが、足もとでは日銀当局者の発言に対して敏感に反応しやすくなっているため、本日も注意が必要となりそうだ。

 ユーロ円も小高い。8時時点では156.88円とニューヨーク市場の終値(156.78円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同じく一時156.90円まで上昇しており、ここからは日本株の取引開始や本邦勢の本格参入を待つ状態だ。

 ユーロドルは8時時点では1.1012ドルとニューヨーク市場の終値(1.1012ドル)とほぼ同水準だった。昨日終値付近で動意を欠いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.23円 - 142.47円
ユーロドル:1.1011ドル - 1.1015ドル
ユーロ円:156.66円 - 156.90円

(岩間)
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