東京外国為替市場概況・12時　ドル円、買い一服

　27日の東京外国為替市場でドル円は買い一服。12時時点では145.09円とニューヨーク市場の終値（144.81円）と比べて28銭程度のドル高水準だった。一時145.57円と、9月4日高値に並ぶ水準まで上昇。しかし、堅調な動きを見せていた日経平均株価がマイナスに転じたことが重しにとなると、145円割れまで押し戻された。

　ユーロ円も頭打ち。12時時点では162.05円とニューヨーク市場の終値（161.86円）と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。日経平均株価の失速からクロス円は円高方向へ押し戻された。ユーロ円は162.57円まで上値を伸ばしたものの、一時162円割れとなり161.93円前後まで下押し。ポンド円も194.97円、豪ドル円は100.26円、NZドル円は91.99円を本日ここまでの高値に失速した。

　ユーロドルはやや重い。12時時点では1.1169ドルとニューヨーク市場の終値（1.1177ドル）と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。値動きは限定的だが、ユーロ円の失速もあって1.1163ドルまで小幅に下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：144.76円　-　145.57円
ユーロドル：1.1163ドル　-　1.1180ドル
ユーロ円：161.78円　-　162.57円

（関口）