ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、戻り鈍い

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。24時時点では152.54円と22時時点(152.86円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。1月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が18.3万人増と予想の15.0万人増を上回ると一時153.21円付近まで値を戻したものの、買い戻しが一巡すると再び上値が重くなった。1月米ISM非製造業指数が52.8と予想の54.3を下回ったことが分かると、一時152.29円と昨年12月12日以来の安値を付けた。

 ユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.0429ドルと22時時点(1.0419ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。ADP全米雇用報告の上振れを受けて1.0402ドル付近まで下押ししたものの、米ISM非製造業指数が予想を下回ったことが分かると1.0442ドルと日通し高値を付けた。

 ユーロ円は頭が重い。24時時点では159.13円と22時時点(159.26円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに159.60円付近まで下げ渋る場面もあったが、24時過ぎには158.88円付近まで押し戻された。ドル円と似た動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.29円 - 154.46円
ユーロドル:1.0370ドル - 1.0442ドル
ユーロ円:158.85円 - 160.31円


(中村)
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