東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感がない

 19日の東京外国為替市場でドル円は方向感がない。10時時点では152.07円とニューヨーク市場の終値(152.06円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。10時半にはタカ派の高田日銀審議委員が仙台で挨拶文が公表されることで、市場がタカ派発言を先取りし151.83円まで弱含んだ。ただ、東京仲値の値決めにかけてはドル買いが入り152.11円まで買い戻されるなど方向感のない動きになった。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0446ドルとニューヨーク市場の終値(1.0446ドル)と比べてほぼ同水準だった。早朝にはポンドが対ドル1.2640ドル、対ユーロで0.8266ポンドまでポンドが買い上げられた。ただ、ユーロドルはこの動きに連れることも限られて1.04半ばで小動きのまま。

 ユーロ円は神経質な動き。10時時点では158.85円とニューヨーク市場の終値(158.84円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。158.94円まで上昇するものの、ドル円が下値トライをすると158.60円まで下落。その後は東京仲値の値決めでドル円が買い戻されたことで158.90円付近まで買い戻されるなど神経質な動き。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.83円 - 152.11円
ユーロドル:1.0444ドル - 1.0452ドル
ユーロ円:158.60円 - 158.94円

(松井)
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