今日の株式見通し=大幅安か ダウ平均の4桁下落や円高進行が重荷

 東京市場は大幅安か。米国株は下落。ダウ平均は1014ドル安の39593ドルと4桁の下落となった。ホワイトハウスが対中関税に関して累積で145%になったと正式に発表。米中対立激化に対する懸念が高まった。3月消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回ったが、10年債利回りはいったん低下した後に上昇しており、債券市場を巡る不透明感も株売りにつながった。ドル円は足元144円20銭近辺と円高に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて1240円安の33400円、ドル建てが1110円安の33530円で取引を終えた。

 米国株の大幅安と円高進行を受けて、売りに押されると予想する。今週の日本株は全面高と全面安を繰り返しており、きょうは逆風下で幅広い銘柄が売られることになると思われる。指数に値幅が出ることにはある程度耐性がついてきたと思われるが、落ち着きどころが見えづらい中では押し目買いは期待しづらい。売り一巡後の戻りは限られ、低空飛行が続くだろう。日経平均の予想レンジは33300円-34100円。
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