ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円 しっかり

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。2時時点では143.01円と24時時点(142.63円)と比べて38銭程度のドル高水準。ベッセント米財務長官の「トランプ米大統領から対中関税引き下げの一方的な提案はない」との発言も手がかりに142.19円近辺まで押し戻される場面もあったが、下値の堅い動きで2時前には143円台を回復した。ベッセント米財務長官が「日米協議では具体的な為替レート目標は設定されていない」と述べたことも円売り・ドル買いを後押した。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.1339ドルと24時時点(1.1353ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準。1.13ドル半ばを挟んでの小動きにとどまった。ドル円を中心としたドル買いが重しとなるも、関税をめぐる不確実性が続くなか積極的に下値を追う動きにはなっていない。

 ユーロ円はじり高。2時時点で162.17円と24時時点(161.93円)と比べて24銭程度のユーロ高水準。ドル円の堅調な動きを支えに162円台を回復し、一時162.30円台まで切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.49円 - 143.22円
ユーロドル:1.1308ドル - 1.1440ドル
ユーロ円:161.19円 - 162.46円


(金)
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