東京外国為替市場概況・10時 ドル円、堅調維持

 8日の東京外国為替市場でドル円は堅調な推移を維持。10時時点では144.31円とニューヨーク市場の終値(143.74円)と比べて57銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が400円を超える上昇となるなか円売りが進み、144.55円まで上昇した。9時前発表の4-6月期実質GDP改定値は前期比+0.9%/前期比年率+3.5%と、それぞれ速報値から上方修正。一方、7月国際収支速報は全般的に予想を下回った。

 ユーロ円も円売り優位。10時時点では144.10円とニューヨーク市場の終値(143.85円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。全般的に円安が進むなか、144.32円まで上昇。目先の上値めどだった6月28日の高値144.28円を上回り、2015年1月以来の高値圏で推移した。

 ユーロドルはさえない。10時時点では0.9985ドルとニューヨーク市場の終値(1.0006ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。1.00ドル台では上値が重く、対円でドル高が進行した影響もあって下値を探る動きに。0.9983ドルまでユーロ安・ドル高となった。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 144.55円
ユーロドル:0.9983ドル - 1.0013ドル
ユーロ円:143.72円 - 144.32円

(関口)
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