東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上昇一服

 8日の東京外国為替市場でドル円は上昇一服。12時時点では144.20円とニューヨーク市場の終値(143.74円)と比べ46銭程度のドル高水準だった。昨日NY引けの水準をやや上回って推移し始めた米時間外取引の10年債利回りが、3.27%台から3.24%台へ低下。ドル円は一時144円を割り込んだ。

 ユーロ円も伸び悩み。12時時点では144.02円とニューヨーク市場の終値(143.85円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が頭打ち気味となると、ユーロ円も一時143.70円台へ下落。しかし、昨日NY引け後からのレンジ下限。143.72円は下回らず、144円付近へ戻した。

 ユーロドルは小動き。12時時点では0.9987ドルとニューヨーク市場の終値(1.0006ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルもユーロも並行して軟化するなか、ユーロドルは0.9990ドル前後のレンジでもみ合い。今夜の欧州中央銀行(ECB)による金融政策発表を控え、次第に動きにくくなりつつある。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 144.55円
ユーロドル:0.9983ドル - 1.0013ドル
ユーロ円:143.72円 - 144.32円

(関口)
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