欧州外国為替市場概況・20時 ポンド、乱高下
28日の欧州外国為替市場でポンドは乱高下。英中銀(BOE)が市場の安定化に向けて長期国債の一時買入れを開始すると発表すると英長期金利が急低下し、ポンドは急反発。ポンドドルは一時1.0838ドル、ポンド円は156.66円まで急上昇した。ただ、戻りはすぐに叩かれ、1.0601ドル、153.40円付近まで急落している。
市場では「足もとのトリプル安(債券安・株安・ポンド安)の根源となっている財政悪化懸念を払しょくするには一時的な量的緩和(QE)再開では弱すぎる」との指摘があった。
ドル円はもみ合い。20時時点では144.66円と17時時点(144.55円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。144.80円前後とこの日の高値圏での推移が続いていたが、英長期金利の急低下につれて米中長期金利もつれる形で低下したため、ドル円も一時144.50円前後まで下押しした。もっとも、対ポンドでドルの買い戻しが急速に進んだため144.70円台まで持ち直すなど下値は堅かった。
ユーロドルは不安定な動き。20時時点では0.9574ドルと17時時点(0.9578ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。18時過ぎには0.9538ドル前後まで下押ししたが、ポンドの一時的な上昇につれて0.9602ドルの高値まで反発。一方で、ポンドが一転下落したため買いも続かなかった。
ユーロ円は20時時点では138.51円と17時時点(138.46円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ポンド急騰時には138.78円前後まで反発したが、上値は限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.40円 - 144.87円
ユーロドル:0.9536ドル - 0.9602ドル
ユーロ円:138.06円 - 138.98円
(越後)
市場では「足もとのトリプル安(債券安・株安・ポンド安)の根源となっている財政悪化懸念を払しょくするには一時的な量的緩和(QE)再開では弱すぎる」との指摘があった。
ドル円はもみ合い。20時時点では144.66円と17時時点(144.55円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。144.80円前後とこの日の高値圏での推移が続いていたが、英長期金利の急低下につれて米中長期金利もつれる形で低下したため、ドル円も一時144.50円前後まで下押しした。もっとも、対ポンドでドルの買い戻しが急速に進んだため144.70円台まで持ち直すなど下値は堅かった。
ユーロドルは不安定な動き。20時時点では0.9574ドルと17時時点(0.9578ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。18時過ぎには0.9538ドル前後まで下押ししたが、ポンドの一時的な上昇につれて0.9602ドルの高値まで反発。一方で、ポンドが一転下落したため買いも続かなかった。
ユーロ円は20時時点では138.51円と17時時点(138.46円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ポンド急騰時には138.78円前後まで反発したが、上値は限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.40円 - 144.87円
ユーロドル:0.9536ドル - 0.9602ドル
ユーロ円:138.06円 - 138.98円
(越後)