5日香港株=買い先行か、中国のコロナ感染縮小を好感

 週明け5日の香港市場は買いが先行か。中国本土での新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が11月29日以降は減り続けており、買い安心感につながると予想する。中国指導部は「ゼロコロナ」を引き続き指針として掲げる一方、規定にない防疫措置や過剰な検査はしないよう地方当局に指示し、経済活動の停滞を最小限にとどめる方針とみられる。北京や上海では、5日から地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにすると伝わった。

 2日のNY債券市場で長期金利が小幅ながら低下したことも支援要因。同日発表された11月の米雇用統計で、平均時給が市場予想を上回ったことを受けて長期債がいったん売られたものの、米利上げの長期化が景気を冷やすとの見方から買い直しが優勢となった。

 2日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が反発した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)、電気自動車メーカーのBYD(01211)が香港終値を上回って引けた。
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