株式明日の戦略-売り一巡後は持ち直す、27500円近辺で値を保てるか
8日の日経平均は続落。終値は111円安の27574円。まちまちの米国株を受けて下落して始まると、開始早々に下げ幅を3桁に拡大。米金利低下を受けてもナスダックが弱かったことから、ハイテク株が下げを先導した。心理的節目の27500円もあっさり割り込んだが、200円超下げて27400円に接近したところでは下げ渋った。安値圏でしばらくもみ合った後、前引けにかけては下げ幅を縮小。後場はスタートから27500円を上回ると、一度も27500円は割り込むことなく、緩やかに戻り基調が続いた。3桁の下落とはなったものの、大引け間際に後場の高値をつけた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7000億円。業種別では海運、医薬品、卸売などが上昇している一方、電気機器、鉱業、電気・ガスなどが下落した。証券会社が投資判断を引き上げたカチタス<8919.T>が大幅上昇。反面、ハウテレビジョン<7064.T>は3Qの利益は計画に対して良好な進ちょくとなったものの、通期見通し据え置きが嫌気されたか売りが殺到しており、ストップ安となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり630/値下がり1096。メディア報道を材料にMBOの可能性が意識されたソフトバンクGが大幅上昇。日本郵船や三井物産など、バリュー系の主力銘柄に買いが入った。自己株取得を発表したリスクモンスターや、1Q好業績が確認できたアイルが急伸。サービスの利用料金値上げを発表したスマレジが11.6%高と値を飛ばした。足元動意づいているサスメドが、大商いとなってストップ高まで買い進まれた。
一方、レーザーテック、ソニーG、任天堂、日本電産などハイテクグロース株が全般軟調。原油安を受けてINPEXが弱く、米金利低下を受けて三菱UFJや三井住友など銀行株が売りに押された。前日強く買われた東邦チタニウムや大阪チタニウムが一転大幅安。ウェルプレイド・ライゼストやpluszeroなど直近IPO銘柄には、値幅を伴った下げとなったものが多く見られた。下方修正を発表した丹青社が急落し、同業の乃村工芸社にも警戒売りが広がった。
日経平均は続落。ただ、一時27500円を割り込んだものの、パニック的な売りには押されることなく持ち直した。終値(27574円)では75日線(27584円、8日時点)近辺まで戻しており、ローソク足で下ヒゲをつけたのは悪くない動き。現状では米国株が弱ければ日本株はそれにおつき合いするしかなく、きょうのように前日の米国株が横ばいでも、リスク回避の売りは出てくる可能性がある。米国株もFOMC前に大きく崩れるようならFOMC後には見直し買いが入りそうだが、イベント通過までは神経質な状態が続くだろう。9日には米11月生産者物価指数(PPI)などの発表があり、翌週にはFOMCというスケジュールで、あすは敢えて日本株に買いを入れる理由は乏しい。それでも日経平均は先週末との比較ではきょうまでで約200円の下落と、米国株がさえない割には健闘しているだけに、現状の27500円近辺で踏みとどまってほしいところだ。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7000億円。業種別では海運、医薬品、卸売などが上昇している一方、電気機器、鉱業、電気・ガスなどが下落した。証券会社が投資判断を引き上げたカチタス<8919.T>が大幅上昇。反面、ハウテレビジョン<7064.T>は3Qの利益は計画に対して良好な進ちょくとなったものの、通期見通し据え置きが嫌気されたか売りが殺到しており、ストップ安となった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり630/値下がり1096。メディア報道を材料にMBOの可能性が意識されたソフトバンクGが大幅上昇。日本郵船や三井物産など、バリュー系の主力銘柄に買いが入った。自己株取得を発表したリスクモンスターや、1Q好業績が確認できたアイルが急伸。サービスの利用料金値上げを発表したスマレジが11.6%高と値を飛ばした。足元動意づいているサスメドが、大商いとなってストップ高まで買い進まれた。
一方、レーザーテック、ソニーG、任天堂、日本電産などハイテクグロース株が全般軟調。原油安を受けてINPEXが弱く、米金利低下を受けて三菱UFJや三井住友など銀行株が売りに押された。前日強く買われた東邦チタニウムや大阪チタニウムが一転大幅安。ウェルプレイド・ライゼストやpluszeroなど直近IPO銘柄には、値幅を伴った下げとなったものが多く見られた。下方修正を発表した丹青社が急落し、同業の乃村工芸社にも警戒売りが広がった。
日経平均は続落。ただ、一時27500円を割り込んだものの、パニック的な売りには押されることなく持ち直した。終値(27574円)では75日線(27584円、8日時点)近辺まで戻しており、ローソク足で下ヒゲをつけたのは悪くない動き。現状では米国株が弱ければ日本株はそれにおつき合いするしかなく、きょうのように前日の米国株が横ばいでも、リスク回避の売りは出てくる可能性がある。米国株もFOMC前に大きく崩れるようならFOMC後には見直し買いが入りそうだが、イベント通過までは神経質な状態が続くだろう。9日には米11月生産者物価指数(PPI)などの発表があり、翌週にはFOMCというスケジュールで、あすは敢えて日本株に買いを入れる理由は乏しい。それでも日経平均は先週末との比較ではきょうまでで約200円の下落と、米国株がさえない割には健闘しているだけに、現状の27500円近辺で踏みとどまってほしいところだ。