13日香港株=上値重いか、中国のコロナ感染拡大を警戒 様子見ムードも

 13日の香港市場は上値の重い展開か。中国本土では11日に新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは8838人(前日比-1977人)と減少傾向が続いているほか、防疫対策の緩和で経済活動が正常化し、景気が回復するとの期待が高まっている。ただ、首都・北京では11日に発熱外来を受診した人が前週の16倍に上っており、一部医療品が品薄になっているもよう。感染拡大に備え、市内にある監督管理機関や大型銀行はオフィスで勤務する職員を一部に限定する措置を導入すると伝わっており、感染状況悪化への警戒感が引き続き相場の重しとなりそうだ。

 一方、日本時間きょう夜に米11月消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、14日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードが広がる可能性もある。

 12日のNY株式相場は買い戻し優勢で大幅反発。ただ、同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(00700)やJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を80ポイント超下回って寄り付くことになる。
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