30日香港株=反発して始まるか、米長期金利の上昇一服で

 30日の香港市場は反発して始まるか。米長期金利の上昇一服を受けて29日のNY市場で米ハイテクが買われた流れを引き継ぎそうだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りは28日の米債券市場で11月中旬以来の高水準を付けていたが、29日は前日比0.06%低い3.82%で終えた。

 もっとも、買い一巡後は上値が重い展開がありそうだ。中国で新型コロナウイルスの感染が急拡大するなかで景気の先行き不透明感が根強い。年末とあって手じまい売りが相場の重荷となる可能性がある。

 29日の米株式相場はダウ平均が反発。ハイテク株中心のナスダック総合も3日ぶりに大幅反発した。金融引き締めの効果が見られたことや、米10年債利回りが低下したことで年初から大きく下落したハイテク・グロース株を中心に買い戻しが優勢となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて上昇。大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、自動車株のBYD(01211)、保険株のAIAグループ(01299)が香港終値を上回って引けた。
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