5日香港株=買い先行も上値重いか、米利上げの長期化を警戒
5日の香港市場は米株高の流れを引き継ぎ、買いが先行するか。前日のNY市場でダウ平均が133米ドル高と3営業日ぶりに反発し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も3営業日ぶりに反発した。新型コロナウイルス感染症の防疫措置を緩和する中国の経済の回復への期待から景気敏感株などに買いが入った。4日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、国際金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)などが香港終値を上回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を約290ポイント超上回って寄り付くことになる。
ただ、上値は重いと予想する。ハンセン指数は前日に3%超上昇し、終値ベースでおよそ5カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが出やすい。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で金融引き締めを継続する方針が改めて確認されており、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続への警戒感が再び強まった。米現地時間の6日に予定している米雇用統計の発表を前に、様子見ムードも漂いそうだ。
ただ、上値は重いと予想する。ハンセン指数は前日に3%超上昇し、終値ベースでおよそ5カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが出やすい。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で金融引き締めを継続する方針が改めて確認されており、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続への警戒感が再び強まった。米現地時間の6日に予定している米雇用統計の発表を前に、様子見ムードも漂いそうだ。