欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下値堅い

 6日の欧州外国為替市場でドル円は下値が堅い。22時時点では131.60円と20時時点(131.45円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が22.8万件と市場予想の20.0万件より弱い結果となったほか、前回分が大幅に下方修正されたこともあり、発表後には一時131.00円付近まで値を下げた。もっとも、売りの反応は長続きせず、一巡後は131.67円の高値まで買い戻された。

 カナダドル円も下値が堅い。3月カナダ雇用統計が予想より強い内容となったことにくわえ、ドル円の上昇につれた面もあり、97.20円台から97.60円台まで買い戻しが入った。一方、カナダドルは対ドルでは神経質な値動き。カナダ雇用統計を受けてカナダドル買いが進む場面もあったが、ドル買いが強まった影響もあって徐々にドル高・カナダドル安方向へと傾いた。

 ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0892ドルと20時時点(1.0899ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。米指標後に一時1.0918ドルまで上昇したものの、その後は1.0890ドル付近まで押し戻された。

 ユーロ円は22時時点では143.31円と20時時点(143.23円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ドル絡みの取引が中心となったため、143円台前半での神経質な値動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.78円 - 131.67円
ユーロドル:1.0885ドル - 1.0918ドル
ユーロ円:142.55円 - 143.56円

(岩間)
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