欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、堅調

 7日の欧州外国為替市場でドル円は堅調。22時時点では132.12円と20時時点(131.53円)と比べて59銭程度のドル高水準だった。3月米雇用統計は非農業部門雇用者数変化がほぼ予想に沿った内容となった一方、失業率が予想より強く、平均時給は前年比で予想をわずかに下回った。総じて強弱まちまちな結果となったが、今週はさえない米経済指標が相次いでいたこともあって、雇用統計についても事前に警戒する向きが多かったため、発表後は米金利の上昇とともにドル買いが優勢に。発表前の131.60円台から一時132.38円まで反発した。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0903ドルと20時時点(1.0921ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計後は全般にドル買いが強まった流れに沿って、一時1.0877ドルまで本日安値を更新した。もっとも、その後は1.09ドル台を回復するなどやや荒い値動きとなった。

 ユーロ円は22時時点では144.03円と20時時点(143.63円)と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に上昇につれた買いが入り、144.17円まで本日高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.53円 - 132.38円
ユーロドル:1.0877ドル - 1.0924ドル
ユーロ円:143.59円- 144.17円

(岩間)
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