ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では133.45円と22時時点(133.02円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。米ミシガン大学が発表した4月消費者態度指数(速報値)が63.5と予想の62.0を上回ったほか、併せて発表した消費者の期待インフレ率が予想を上回ったことで全般ドル買いが先行。一時133.49円と日通し高値を更新した。
 なお、ミシガン大が発表した消費者の期待インフレ率は1年先が4.6%と前月の3.6%から大幅に上昇し、予想の3.7%を上回った。5年先は2.9%と市場予想通りとなった。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.1006ドルと22時時点(1.1034ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「インフレ率は依然として高すぎる」「金融政策はかなりの期間、市場の予想よりも長い期間、引き締まった状態に維持される必要がある」と発言すると全般ドル買いが先行。ミシガン期待インフレ率の上振れでドル買いが加速すると、一時1.0996ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は小高い。24時時点では146.89円と22時時点(146.77円)と比べて12銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入り一時146.93円と日通し高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りも出たため上値は限定的だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.17円 - 133.49円
ユーロドル:1.0996ドル - 1.1076ドル
ユーロ円:146.24円 - 146.93円


(中村)
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