東京外国為替市場概況・8時 ドル円、強含み

 14日の東京外国為替市場でドル円は強含み。8時時点では149.33円とニューヨーク市場の終値(149.13円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。早朝に148.98円まで弱含んだが、日本の外国為替証拠金取引(FX)業者の取引が開始する7時を過ぎると買いが優勢になり、先週末11日高値を上抜け8時過ぎには149.39円まで強含んだ。

 ユーロドルは小安い。8時時点では1.0927ドルとニューヨーク市場の終値(1.0937ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。円や豪ドルに対してドル買いが進んでいる影響で、ユーロドルは小安く推移。
 なお、豪ドル/ドルは0.6731ドルまでじり安。週末に行われた中国の藍仏安財政相の会見では、財政支援措置については具体的な数値規模が明示されなかったことや、中国の9月CPIが予想を下回ったことがリスク許容度に敏感な豪ドルの上値を抑えた。

 ユーロ円は方向感がない。8時時点では163.17円とニューヨーク市場の終値(163.12円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。豪ドル円が窓を開けて下がって始まったこともあり、早朝はややユーロ円は上値が重かった。しかし、FX業者の取引が始まりドル円が堅調な動きを見せると、ユーロ円も買い戻されるなど163円を挟んで方向感なく推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.98円 - 149.39円
ユーロドル:1.0927ドル - 1.0942ドル
ユーロ円:162.81円 - 163.24円


(松井)
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