ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、24年ぶり高値

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では140.04円と22時時点(139.56円)と比べて48銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数や4-6月期米非農業部門労働生産性・改定値に加えて、23時発表の8月米ISM製造業景気指数が52.8と予想の52.0を上回ったことが分かると米金利の上昇とともにドル買いが加速。24時前に一時140.22円と1998年8月以来約24年ぶりの高値を付けた。
 なお、米10年債利回りは一時3.2932%前後と6月21日以来の高水準を付けた。

 ユーロドルは軟調。24時時点では0.9932ドルと22時時点(0.9989ドル)と比べて0.0057ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標が相次ぐと、米金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。前日の安値0.9972ドルを下抜けて一時0.9911ドルまで値を下げた。

 ユーロ円はじり安。24時時点では139.09円と22時時点(139.41円)と比べて32銭程度のユーロ安水準。世界的なインフレ加速と積極的な金融引き締めへの懸念から、欧米株価が軟調に推移するとリスク・オフの円買い・ユーロ売りが優勢に。24時前に一時138.93円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.86円 - 140.22円
ユーロドル:0.9911ドル - 1.0057ドル
ユーロ円:138.93円 - 140.00円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。