欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い再開

 27日の欧州外国為替市場でドル円は買い再開。20時時点では131.46円と17時時点(130.93円)と比べて53銭程度のドル高水準だった。一時はマイナス圏に沈んだ時間外の米10年債利回りが3.46%台まで再び上昇するにつれて買いが強まった。欧米株価指数の上昇に伴うリスクオンの円売りも重なって、20時前には一時131.57円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では141.56円と17時時点(140.76円)と比べて80銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物や欧州株が再び強含むと全般円売りが再開し、一時141.67円まで日通し高値を更新した。なお、経営不安説が流れるドイツ銀行株は7%超高でスタートした後、上げ幅をほぼ消す場面があったが、再び5%超高まで上昇している。

 ユーロドルは20時時点では1.0768ドルと17時時点(1.0751ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。引き続き円絡みの取引が中心となったため、1.07ドル台半ばでこう着している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:130.41円 - 131.57円
ユーロドル:1.0745ドル - 1.0784ドル
ユーロ円:140.41円 - 141.67円


(越後)
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